美味しいお米ができるまで
籾(もみ)を水に浸したら、
新しい命がまた芽吹く。
籾のなかで眠っていた命が目覚め、
苗になり、田に還る。
そして、お米として実る。
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- 4月
- 籾薪きと苗づくり
一粒の殻の中から、また新しい芽が・・・
種籾を毎年JAから購入し水槽に種もみ袋を沈め、温度管理しながら2週間ぐらい水に浸し発芽させ苗に成長させます。
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- 5月
- 田植えと刺し苗
この丘の泥の中で、めざめる苗
田に水を入れ、すくすく育った苗を手に、田植えがはじまります。田の土の中へ、むらなく植えていきます。
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- 6月
- 草刈りと生育調査
2ヶ月もすると再び草が生い茂ります。ほぼ毎日草刈りをします。また稲穂が出始めるとイノシシ・シカが侵入し始めます。電気柵・ワイヤーメッシュなどで囲っていますが破壊して侵入・修繕→侵入→修繕のくり返しの毎日です。
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- 7月
- 中干しと肥料をあたえる
出穂をむかえるとお米は大きく育ちます。稲がある程度育つと、田んぼの水を抜いて土を乾かし、稲の根を空気にふれさせ、土に酸素を補給させます。稲穂の出る時期になると、数日おきに水を抜いては入れる作業を繰り替えして適時肥料をあたえます。
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- 8月
- 草刈り
無農薬で育てる田でいちばん難しいのが、雑草との共存。
稲の成長と共に、雑草達も成長する。雑草を、根っこから引き抜き稲を守ります。
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- 9月
- 稲刈り
黄金色に波打つ稲穂の海。今年も実りの季節がやってきました。黄金色の稲穂が垂れるようになると稲刈りの時期がやってきます。
コンバインと呼ばれる刈り取りと脱穀(稲からもみだけをとる)を同時にできる機械が使われます。
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- 10月
- 脱穀と籾すり
作物は自然からの授かりもの。刈りとった稲穂を脱穀して、乾燥させます。乾燥したもみは、もみすり機で周囲の殻をとり、玄米に加工します。選別機(ライスグレーダー)をとおし、くず米と出荷用の玄米に選別します。
※品種により、暦が約1ヶ月前後します。